シェル形の図法Ⅰ・Ⅱ

貝殻を模してシンボル化した「シェル形」は、基本図法の中でもシンプルな図法の一つです。そこから少し応用した形にならないかと現在も考察を続けていますが、いまだ発表できる形は考えられてはいません。

シェル形の魅力

 貝殻の形を象った形ですが、花形と同じようにかなり原型に近いシェイプを『布箱の製図学』では取り上げています。ロココの影響から様式化されているカルトナージュの典型で、形は本質的に貨幣価値というものが与えられたことに由来しています。その大きさや重量の形態性はウォレットやポーチ、宝石箱などに多く用いられています。

どうしても貝殻モチーフに寄り過ぎると創作的な形が推してくるものです。それだけ『布箱の製図学』に収録のシェル形はシンプルでベストな形なのかと思うほどです。
『シェル形の図法』には、創作過程ではあります「シェル形Ⅰ」「シェル形Ⅱ」をまとめています。もともと製図集に収録する予定でしたが、創作性が強い製図なので最後に省いた未公開図法です。何かお役に立つことができれば幸いです。

シェル形Ⅰ:クレセントシェル(クレセントを用いた切り欠きの図法):2016年4月
シェル形Ⅱ:アーチシェル(連続したアーチスカラップの図法):2023年11月

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【名称】シェル形の図法 ver01-2023
【内容】2016年発表・2023年未収録製図
【対象】カルトナージュ製図1「布箱の製図学」会員限定
【体裁】PDF版(675KB/B5判タテ/フルカラー8頁)
【初版】2023年11月18日


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