ハロウインで使えるかぼちゃ形の図法Ⅰ

秋はハロウインを楽しむシーズン!! カルトナージュでは、ハロウイン柄やハロウインを表現する配色で六角や八角のボンボニエールにしたり、収穫祭にちなんだトレイやバスケット、秋を感じる飾り物やランプシェードにする等して自由に楽しまれています。

ハロウインとかぼちゃ形

一般的に“かぼちゃ”という形は、立体的なシンボルとして用いられるかぼちゃ型デザインです。実のくびれやヘタなどモチーフそのものを形にする難しさがあります。そこで、シルエットだけでもかぼちゃの形がイメージできる形・図法を公開しようと思います。

かぼちゃ形の図法について

できるだけ基本的な作図で描けるよう形を整理しました。かぼちゃの寸法は、比率で決められるよう5:8比矩形を元に描き始めます。曲線は単純な心点図法を用いて、5:8比の矩形内に三等円を半径の長さで重ね合わせた形から輪郭をとります。作図手順も描き始めから3ステップで完成する初級製図レベルです。

かぼちゃ形
かぼちゃの形を模したシルエット図案

【01】かぼちゃ「上半分の輪郭」の作図

かぼちゃ形の図法手順01

はじめにA-Bを5とし、A-Cを8とする比率で5:8比四角形を作図し、中心垂直線をa1-b1とし水平中心線をb1-b2とし、中心点を0とします。

a1-B,a1-Dを結ぶ対角直線を引いて、中心水平線b1-0と交差する点を01、0-b2と交差する点を02とします。0,01,02を中心点にして0-01(0-02)を半径とする円弧をそれぞれ描いて三等円とします。

b1からb2までの三等円が重なる連続した円弧が、かぼちゃ形の上半分の輪郭になります。

【02】かぼちゃ「下半分の輪郭」の作図

かぼちゃ形の図法手順02

0を中心点にして0-a1(0-a2)を半径とする円弧を描きます。続けて、b1とb2から同じ半径の長さを移しとって03,04とし、5:8比四角形に内接する三等円を描きます。

b1からb2までの三等円が重なる連続した円弧が、かぼちゃ形の下半分の輪郭になります。

【03】かぼちゃ「ヘタ」の作図

かぼちゃ形の図法手順03

矩形に内接する三等円が交差する点をc1,c2とし、01-c1と01-c2を直線で結び、c1-a2-c2を結ぶ弧線を「ヘタ」の高さとします。全ての輪郭を結んで“かぼちゃ形”とします。