ハロウインで使えるかぼちゃ形の図法Ⅱ
ハロウインにちなんだ『かぼちゃ形』の製図法の続編です。かぼちゃのシルエットを元に、表面のデコボコした“実”のトレースラインを製図で描き加えます。
製図解説
製図1では形の輪郭を作図する3ステップの簡単な作図手順でした。製図2では、かぼちゃの実が割れて丸く分割する表現を追加してみます。元図(製図1)を元に作図を追加するため製図の難易度は上がり、心点の求め方や複合曲線を作図する中級レベルの製図になります。(製図2:作図04から)
【04】実の形を三つに配分する作図
c1-a1-c2を直線で結び、d1(e1)から0を通る直線を引いてd2(e2)とし、c1-a1-c2と交差する点を05,06とする。
03-05を直線で結び、垂直中心線a1-0と交差する点をf1とし、a2を中心点にa2-f1を半径とする円弧を描き、水平中心線b1-b2と交差する点をf2,f3とする。(03,04点に近接するので注意して描画する)
【05】心点05・06から弧線を作図
05-f2(06-f3)の直線を延伸し、05(06)を中心点に05-d1(06-e1)を半径とする円弧を描いて結びg1(g2)とする。
【06】心点07・08から弧線を作図
05-f2(06-f3)と06-e1(05-d1)が交差する点を07(08)とし、07(08)を中心点に07-g1(08-g2)を半径とする円弧を描き、06-e2(05-d2)から延伸した直線と結びh1(h2)とする
全ての弧線を結んで、かぼちゃ形から三分割する輪郭線とする
【07】さらに中央の輪郭を分割する作図
d1からc1を通る直線と、垂直中心線0-a2を延伸して結びi1とする。i1と01を結び、01を中心とする円弧と交差する点をi2とし、i2-i1の直線と直角に接する直線を引いて垂直中心線0-a2と結んで09とする。
09-a2の長さをa1-0上にとり10とする。
09(10)を中心点に09-a2(10-a1)を半径とする円弧を描く。
【08】
09(10)を中心点に09-a1(10-a2)を半径とする円弧を描いて結び11,12とする。
11(12)から09と10を通る直線を引いて09,10の円弧と結びj1(k1),j2(k2)とし、11(12)を中心点に11-j1(12-k1)の半径で円弧を描いてj1-j2(k1-k2)を結んで完成する。