結び褶房(むすびひらみふさ)

房の原形に近い「結び房」を過去に習作していますが、原形だけにタッセルと呼ぶことができる形に変化させることができればと気持ちにの片隅に置いていました。結び房は結び上がりを七本で揃える古からの慣習を念頭において、平紐を意匠とした結び上げでモダンなタッセルに仕上げました。・・・やっとです。

Japanese modern

「平紐」(ひらひも)、「枚帯」(ひらおび)、古代の衣服で用いられる裳の一種「褶」(ひらみ)を読みつつ、日本の伝統や慣習を残す結び房の意匠に、どこか現代的なスタイルが感じられるJapanese modernタッセルを目指したものです。新たにしたい感謝と幸せを祝うタッセルになりますよう。

結び褶房(むすびひらみふさ):全長:16cm/素材:ファイバークロス

結び房は基本的な止め結びを用いて結節をつくるのですが、七本に結び上げるための引き揃え方が肝心です。結び褶房は、二色で七本に結び上げる引き揃え方を考案しています。