製図線の描き方

カルトナージュの製図は、標準的な形を二次元(平面)で作図する工芸製図を基礎にしています。製図用具を用いて立体から展開された図形を描くことから始まるのですが、単純な図形であってもその図形を描くためには、直線、曲線、斜線、直角線、平行線、分割、等分線などの線描の基本を身につけることが大切です。

製図で知っておきたい3つの線

カルトナージュ製図は箱の部品を取り出すための簡素な作図です。製図で用いる線の種類は、作図する位置や図形の中心を定める「中心線」。図法にしたがって図形を描くために必要な「作図線」。図形として取り出す部分の形を表す「外形線」です。これら3つの線を、同一画面上に描き分けていくことが重要です。

線描の基本

図1:直定規を使って任意の長さで真直ぐ水平に引いた直線。
図2:三角定規を組み合わせて平行に引いた直線。A-Bを基線にして上下方向。
図3:三角定規を組み合わせて直角線を引く。
図4:三角定規を組み合わせて直角に交わる直線を引く。
図5:直線を任意の長さで分割する。
図6:コンパスで正円を正確に描く。