飾り独楽ふさ(留め房)

物事が円滑に回るとされる縁起もの“独楽”をイメージして、独楽が回り続ける姿を、巻き重ねた頂部に表した「飾り独楽ふさ」(かざりこまふさ)をご紹介します。

ソフトタッセルの配色技法を増やせないかと試行したもので、2024年のHollyガーランドに飾った試作からさらに、房糸づくりや留め付け構造をブラッシュアップしたものです。タッセル&カルトナージュの新作となります。

三重留め房

掛け紐につくる結節に房糸を留め付けてつり下げる「留め房」(Suspend head tassel)から発展させたもので、頂部を三重で止めつける技法(Suspend triple head tassel)です。
フィニアル・フォーム(頂華芯)を用いないワンピース型ですが、糸色を組み合わせられるよう、ヘッドとスカートをセパレートにしている点では、セミワンピース型になります。
カルトナージュで「お福箱」をテーマにしましたので、タッセルも日本の縁起の良いものとして親しまれる“独楽”から発想した飾り房です。

飾り独楽ふさ(留め房)

名称:飾り独楽ふさ(かざりこまふさ)
分類:三重留め房(Suspend triple head tassel)
寸法:房長100mm
素材:レーヨン刺しゅう糸
作者:Tassel N
作成:2025.01.06