カルトナージュの形を描く100種類の図法

『カルトナージュ製図Ⅲ』の発刊に伴い、カルトナージュ製図として作成した図法が、“100”典型に達しました。

SHAPE OF CARTONNAGE 100

『SHAPE OF CARTONNAGE』は、カルトナージュの基礎では製図技術を身につけることが大切であるという考えから、基本的な円形や五角形・八角形・楕円形など、カルトナージュでは知られた30典型の製図法を取り上げ、カルトナージュ製図に特化した講座として2011年にスタートしました。
現在の製図講座は『カルトナージュ製図Ⅰ〜布箱の製図学』に改訂し、楕円曲線をテーマにした『カルトナージュ製図Ⅱ〜オーバルの製図学』を加え、一年を通して暮らしに取り入れたい形を集めた『カルトナージュ製図Ⅲ〜お福箱の製図学』(2024年12月予定)が新たに加わり、カルトナージュ製図は3シリーズに広がります。

3シリーズの製図学を通して学べる製図法は全76図法ですが、製図に必要な基礎描法を除き、参加者限定の講座で発表している補講製図や関連図法を合わせてみると、100典型の製図法に達しました。

100典型目は「柊形」

オーバルの製図学あたりから、図法の形が増えてきたな・・という意識しかなかったのですが、製図3の編集中あたりから、もしかして100種類いくかも?と強く意識しはじめたのが正直な思いです。
製図3は創作形が中心ですから、図法というよりは描画法に近い製図になります。その点、製図法の区切りにもなる『お福箱の製図学』は、創作製図にこだわって取り組んだのです。
すでにクリスマスシーズンを迎えた中で発表している「ひいらぎ形」とは別に、クリスマスはもとより節分で使える縁起の形として、製図3に収録した“柊形”が100典型目の図法です。

カルトナージュ製図100