Casket style
キャスキット:casket は、カスケットまたはキャスケットとも発音されますが、ハンチング帽を指すキャスケット(casquette)という類語もあるくらいです。米国用法においては、“棺”や“棺桶”を意味しています。
英国用法では、標準的に“棺”や“棺桶”を意味する言葉を"コフィン:coffin”で、キャスキットは「宝飾品などを入れる小箱、手箱」という意味になり、フランス語でも「宝石箱(注1)や宝庫」という意味を指しています。また、コフィンはギリシャ語を語源とした“かご”という意味をもつことや、キャスキットを、しいて日本的にいうなれば”玉手箱”や“宝箱”と言い換えることができます。
そういった現代的なスタイルを前提として、カルトナージュの起源を遡れば、古代エジプトのミイラとして保存するために棺として装飾する手法を起源としていることからも、少なからずカルトナージュの本質的なエッセンスをとらえた、いささかロマンチックな意味として新たなスタイルを定義するものです。
【名称】Casket
【内容】ver02-2015
【対象】カルトナージュ(参加者限定)
【体裁】PDF版(8MB/B5判タテ/フルカラー34頁)
【改訂】2015年10月06日
【初版】2011年10月16日