Decoupage & Cartonnage

“eco”なクラフトワークを楽しむ。身近にある包装紙やランチペーパーなど、薄葉紙を張子紙として再利用する楽しみ方。

張子とデコパージュとカルトナージュ

18世紀から19世紀のヨーロッパにおいて、パピエ・マシェ(papier-mâché)とよばれる基底材に、絵付けをする技法として存在しています。当時は、ボール紙の原料をオイルに浸しオーブンで乾燥させ、圧縮して固めた独特の素材に直接絵付けをし、カードやトランプ、タバコ入れや眼鏡ケースといった製品に用いられていたそうです。

デコパージュ&カルトナージュ

技法としては、西洋式で「デコパージュ」、和式なら「張子」となりますが、張子とカルトナージュを組み合わせて“はりこなぁ〜じゅ”です。

カルトンで成形土台を作るところがカルトナージュの技法で、紙を化粧張りするところが張り子の技法です。本来の張り子は、張り子紙が乾いた後に中の成形土台を抜き取るのですが、この技法は直接カルトンに貼り重ねてできあがったものが完成品です。また、張り子紙は、何枚も重ねて張りますが、はりこなぁ〜じゅはカルトン地を生かす薄化粧の重ね方で仕立ています。空き箱を利用して新たな意匠を与える楽しみ方や、カルトンで自分好みの形を作る創造性があることが魅力です。

【名称】Decoupage & Cartonnage
【内容】ver04-2015
【体裁】PDF版(769KB/B5判タテ/フルカラー18頁)
【初版】2011年04月01日

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