5:6比四角形

和の間取りを箱の広さに応用した5:6比(1:1.2)の四角形をご紹介します。

5:6 square-shaped

カルトナージュで用いる四角形は、スクエア(正方形)とレクタングル(長方形)です。中でも長方形には「白銀比(およそ5:7比)」と「黄金比(およそ5:5比)」があるので、さらにスクエアに近い「5:6比」があってもよいのではと考えたモチーフです。

5:6比四角形の発想は和の間取りを箱の広さに応用したもので、正方形よりも長く長方形よりも短い大きさです。どちらかというとスクエアに類する矩形で、四方形の縦と横どちらでも奥行き使いに最適な形です。尚、トノー形や堅亀甲形の基礎製図にしています。

尺貫比

5:6比四角形は、部屋の“間取り”を基にした尺貫法の比率を応用して作図した四角形です。正方形の幅と長方形の奥行きを兼用する「広さ」をもった形です。特に箱の中の配置を考えることにも有用です。
5:6比四角形は寸法に依存せず、線分を分割する等分法を用いて作図することができます。