tying

タッセル・タイイングの要素技術

タッセルの姿形を形成していく構成力

 タッセル・タイイングとは、タッセルづくりを構成していくために必要な技術の総称です。タイイングは“結びつける”と称するだけあって、タッセルづくりは形を結びつける仕組みとしての要素技術が重要です。タッセルのイメージを元にして、どのような形に糸を束ねたらよいかを考えたり、表現としてふさわしい方向を探ったりする総合的な枠組みです。

ソフトタッセルの抑揚
 タイイングには、タッセルを成り立たせる技術の集まりと組み合わせで構成できます。タッセルづくりのプロセスでは、メソッド(method)として代表的な各技術を体系づけていますが、それぞれの各工程ごとに必要となる技術を位置づけています。例えば、素材選び(material)の工程は、材料を取り扱う技術が必要であり、撚り・紐(cording)の工程では、撚糸にしていく加工技術が必要です。また、巻き・束ね(spooling)工程は、糸を束にするための整経技術を元にして糸を引き揃え、フォルム形成(bind and tied)工程で、糸でつなぎ合わせていく接合技術でタッセルの形にしていきます。仕上げ(forming)工程は、形を整える処理技術で仕上げていくのです。こうした工程を介しながら一貫して行うのがタッセルのタイイングです。

材料技術:素材とタッセルとの関わりをよく考える

加工技術:糸が持つ特質によって撚り合わせる状況を把握する

整経技術:素材にとってふさわしく、美しいと思える状態にする

接合技術:フォルムの形成や配色をデザインの視点でまとめる

処理技術:タッセルの目的に合った特徴を効果的に表現する


編集履歴
第一版公開:2015.12.16