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つばき

タッセルに花菱鍔器を誂えて

 タッセルには、美しくみえる姿というものがあります。それを編みだしていく作り方に、房飾りの神聖さを感じ取ったことから「つばき」(椿)と名付けました。タイネックに束ねた房の両サイドをストライプに配色し、四つ編みのフラットカットフリンジを前飾りに誂えた特徴的なデザインです。タッセルを収める布貼り箱との組み合せで、日本の丁度飾りを意識した設え方を愉しんでみました。

花菱房鍔器(はなびしふさつばき)
 組作品としての箱は、カルトナージュではありますが、日本式に「布貼り箱」と呼ぶほうが意匠として似合っているようです。房飾り「つばき」の丁度ケースとして、大島紬で仕立てています。形は新しく作図した「花鍔」(はなつば)は、刀の鍔(つば)のように縦使いにするため、房飾りと同じ漢字名で「鍔器」(つばき)と名付けています。意匠は日本の襲(かさね)文化を意識して、蓋箱の口縁を金紙で飾り、縁上げによって優雅な花菱をシャープに際立たせています。

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編集履歴
第一版公開:2016.01.25