タッセル&カルトナージュ「幸せの感嘆符」  Contemporary Japanese Tassel and Cartonnage
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タッセルケース

タッセルケース

タッセルのための意匠箱

 せっかく丁寧に設えた房飾りだけに、専用のケースまであれば申し分ありません。タッセルの収納や保管のための箱づくりについて、これまでの作品から、タッセルケースづくりを取り上げてみようと思います。


タッセルケースの効果

 タッセルのスカートを伸ばしておくためには、吊り保管が通常です。それでも、房の長期的な保管の場合には、フォルムを保持して、房のシワやコードのクセが付かない収納が望ましいのです。そのためのタッセルケースは、房の長さに合った大きさで、ハンギングコードを最適に配置でき、スカートをまとまった状態にして収めることが重要です。特にヘッドの形状やネックの装飾によって、房の姿勢が真直ぐ収まらない場合は、「箱げす」という中敷を入れて、房の姿勢を支えたり、数種の房を仕切って配列させたりします。


タッセルケースの作例

 タッセルケースは、いつも意識しても作るわけではありません。組み作品として作る場合から、バリエーションを一覧する保管箱や梱包箱として作らなければならない場合まであります。


 作品として作るタッセルケースは、タッセル作品とカルトナージュ作品の組み合せとして製作するものです。タッセルをパレットのように配置するケースでは、ケース自体にも中身のタッセルで装飾しています。房からイメージしたケースは、タッセルの収め方までを考えた箱の形態として作ります。


 タッセルを収納する目的で作るケースには、房が持つ独自の形からケースの大きさや用い方を考えたりします。お正月用の飾り台になったり、丈の長い房飾りは、箱自体も長く誂え、ハンギングコードから房までを一体に収める等、房の持つイメージをケースにまで表したりします。


 作品としてでなくレッスン教材として作った房等もあります。レッスン時の参考資料として用いるため、調色のサンプリングや、ディスプレイ見本としての便宜が図れるケースとして、簡易なプリントペーパーによる紙箱に仕立てたりします


 タッセルを単に保護する場合でも、できる限り中身に合ったケースにしたくなるものです。中身を保護しながら、中身が見えるよう市販プラケースをスリーブに用いたり、個数を配列する場合は、箱げすを入れて中身を固定した上で、取り出しやすさや開いた時の見映えを考えたりします。


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第一版公開:2016.04.01

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