結束の基本

結束の基本

タッセルの結びは「締め・止め」を組み合わす

 タッセルの「結束」は、紐や糸で房糸を結び束ねることです。タッセルづくりでは、作業途中に括り糸で結束する“下巻き”と、仕上げに結束する“止め上げ”とがあり、主に作業では“下巻き”を多用するのが実際です。タッセルには細く強い糸や、太く柔らかい糸、複数本の糸、アクリルの滑りやすい糸など様々な糸を適宜用います。そのため、一つだけの結び方は素材や使用状況が違うと、結びとして機能しない場合があります。
 基本となる結束方法には、オーバーハンド・ノット、ストラングル・ノットの2つを適宜用います。それぞれ単体の結び方は、結節では有効であっても、結束においては必ずしも完全な結びになるものではありません。そこで互いの利点を組み合わせることで、よりタッセルに適した結び方として用いることができるようになります。一回目は縛り付けが強いストラングル・ノットで結束しておき、結び止めはオーバーハンド・ノットを用いる「サージョンズ・ノット」(外科結び)を用いると安定します。糸を束ねてタッセルの姿形を作る際には、束ねた糸を縛って固定することが前提です。最初に締めつけて固定する際に、ある程度糸の反発を抑えるだけの結び目であることが重要です。最後に縛った糸を止め上げる結びによって、束ねた糸の密度が安定し、結び目からも解けない結び方になるわけです。タッセルの結びは「締め・止め」を組み合わせることが大切です。

  • 結び1
  • 結び2
  • 結び3

編集履歴
第一版公開:2017.06.30