和タッセル

TASSEL "emu"

つぼみがゆっくりと花開く和のタッセル

 テーマは“和装も似合うモダンな房”。クラウンカップ・ヘッドのフォームに、セミワンピースで束ねた独自のスタイルです。JAPANスタイルなので、スカートはちょいと長めですが、コードとスカートにはビスコースのコパーマーブルを使い、和装に似合うシックなカラーに誂えています。アレンジはヘッドボールと献上の祝いを花結びで掛けて、調度装飾風に結んでいます。このような西洋式と日本式のスタイルを作ることがこれからのタッセルです。

貼函:符咲短冊紙箱(ふさたんざくしばこ)
 護符としてのタッセルを収めておく箱は『符咲短冊紙箱(ふさたんざくしばこ)』。“符咲”を“ふさ(房)”と掛けたところに、タッセルに名前を付ける意味を込めています。この箱は、布箱ではあまり取り上げない、日本の伝統的な短冊(短冊箱)という形です。その細長さゆえの美しさは、中身とともにある自然美でしょう。化粧紙は、金箔打紙とはいかない金ホイルのエンボス紙ですが、芯材には高価なブラックカルトンを、内化粧無しで折りから組み上げた被せ式。一般にこのような化粧箱を、カルトナージュと言ってしまうと語弊がありますが、布よりも紙のほうが触感温度が低く、房の温かみがより伝わるので、私は好んで作ります。イタリア式でいうカルトナッジョと同じ手法です。そうそう!私が初めて作った箱は、カルトナッジョでしたから虚心坦懐です。


編集履歴
第一版公開:2014.01.03
第二版公開:2015.08.04