厚紙の接ぎ方

基本的なカルトンのつなぎ合わせ方

 布箱づくりには、箱の設計や構造に応じた厚紙の組立て方があります。部品に分けた厚紙どうしを、接着でつなぎ合わせることを「接ぎ」(つぎ)といいます。

厚紙の「接ぎ方」
 古来より木工には、木材の接ぎ方が幾通りもありますが、紙工においても、幾つか参考になる考え方があります。厚紙ゆえに「接ぎ方」ではなく「接着」と呼ばれてきましたが、箱の設計や製図に関わると、具体的な組立て方を元にした接ぎ方が明確になければなりません。なんとなく組立てるよりも、基礎になる接着方法や組立て方を知っていることが重要です。
 「接ぎ」は、厚紙を立体的に組立てる際の接合方法といってよいでしょう。最も一般的に用いられる接ぎ方は、厚紙どうしを直角で組み合わせる場合に用いる「平受接ぎ」(ひらうけつぎ)です。カルトンの辺を面で受けて接合する方法です。次に、多角形等の箱は角に尖角や狭角を持つため、角度を付けた面板の厚みを互いに突き合わせる「留接ぎ」(とめつぎ)を用います。厚みのある小口を、互いが角度を保つよう突き合うようカットし接合する方法です。最後に、箱の構造に「折り」を用いて組み上げる場合は「隅接ぎ」(すみつぎ)を用いることがあります。厚紙の切断面の角と角どうしを、自然に突き合わせる接合方法です。

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編集履歴
第一版公開:2012.05.01
第二版公開:2015.04.03
第三版公開:2016.02.17