スリーブ

身箱を引き出す仕組み「スリーブ」

 小さなマッチ箱サイズでも立派なカルトナージュになります。小さな箱なので、魅力があるとはいえないかもしれませんが、基礎を学ぶ上で多くのことを体験することができる形態です。マッチ箱のような、身箱を引き出す仕組みを「スリーブ」と呼びます。

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スリーブ(sleeve)とは
 マッチ箱やキャラメル箱等の、小型紙器形態によく用いられる引き出し箱の形式を「スリーブ」といいます。スリーブとは、蓋箱が筒状になって、その中を身箱がスライドする箱の構造をいいます。スリーブには「袖」という意味があり、衣服でもノースリーブというだけあって、袖がない状態のことです。外箱が筒になり内箱のトレーを筒に通すことから、スリーブ式と呼ばれているのです。
 カルトナージュでは箱の基礎に、スリーブ式を使うスタイルではありませんが、筒箱と身箱によって組み合わせる構造手法は、ドロワーチェストの引き出し作りに応用することができる重要なテクニックになります。
 カルトナージュでは、四角形を元にして作っていく、スクエアやレクタングルで展開できる形式です。スリーブ式は、中身を容易に取り出すための利便性として、身箱(トレー)を引き出して使う考え方になっています。スリーブ式には、オープンエンドとタックエンドの二形態に区別できます。オープンエンドは、筒の開口部が両方とも開いている状態で、タックエンドは、筒の端がタック(ひだ蓋※折り箱の場合)とよばれる小さくたたんだ蓋のようなものでふさがっている状態の箱です。

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編集履歴
第一版公開:2010.03.27
第二版公開:2012.03.27
第三版公開:2012.12.24