キルティングトリム

キルティングトリムの手法

 布箱としてのカルトナージュの優しさは“風合い”であって、実際の触感は意外と硬いものです。それだけに触ってみたくなるカルトナージュを目指し、キルティングトリムと呼ぶようにしたオリジナルの手法です。
 カルトンの表面をキルト風にトリムするためには、キルトのような立体パターンを作ります。クロスにキルト型をつけて固定するために、カルトンにハーフカットした溝を切ってクロスを接着しています。キルト風のトリムは、キルティングによって膨らんだ状態をつくることが重要です。溝切りしたカルトンにキルトパターンのエリアをつくり、キルト芯を重ねて膨らむ芯を作っています。均一な高さと大きさで張りを持たせた膨らみを作ることが重要です。

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キルティングプレス(型押し)
 キルティングのトリムを均一で美しく仕立てるためには、均等に圧締するための組型をカルトンで作りプレスに用います。全体をクランプで固定しクロスの遊びを均等に逃がして、溝を掘った部分に、クロスを確実に接着させて筋付けを行うのです。キルティングトリムは、表面の意匠だけを確実に作るためのもので、クロスのシワや浮き、張り不足、パターンの変形や間隔のズレがないよう確実に定着させます。プレスして仕上げたトリムは、均一な圧締をうけてキルト風のモールドを現します。

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編集履歴
第一版公開:2011.10.16
第二版公開:2015.10.06