蓋-カルトナージュリッド

蓋の作り方を考えるカルトナージュ

 蓋とは、箱の口を塞いだり被せたりするものをいい、被す・塞ぐ・あてがう・閉じる効果をもつものです。蓋は、箱を実用的な物入れにするために、箱の一部として分離したり一体に使用したりするものです。外観上身箱を被って閉じる立方体状の蓋や、身箱の口にあてがう板状の蓋などがあります。

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カルトナージュで用いる代表的な蓋の種類
 一般的な紙器に準じてカルトナージュも、箱の種類に応じた蓋を区別して用いることができます。上図は一般的な四角形を典型にしたスクエアボックスの例です。左から順に、被せ蓋、印籠蓋、落とし蓋、のせ蓋、蝶番蓋(ヒンジカバー)です。被せ式や印籠式の外観は、箱の形に強く押し出した立方体状の蓋になり、身箱と同等の形状を持った蓋になります。両形態とも、箱の形と対にした蓋の形状である点は共通しますが、身箱をどのように被うかという方法が異なります。落とし蓋とのせ蓋は、身箱の開いた口に蓋を詰めて、塞いだりあてがったりする点は共通しますが、どのように蓋を身箱に固定するかが異なります。蝶番蓋(ヒンジカバー)は、蝶番式の覆いという意味から、身箱の中が外から見えないように閉じる機能を持った蓋です。これは、箱の機能の一部を蓋が帯びたものですが、接合部分を指すヒンジという手法で作るため、別の手法と合わせて捉える必要があります。

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編集履歴
第一版公開:2010.08.28
第二版公開:2011.09.15
第三版公開:2012.12.25