はめ合い公差

組手(くみて)の手法

 箱の内装の配置を考える場合は、仕切りを用いてスペースを区切ります。仕切りは、単に分割するだけの面板を内装に入れる場合と、仕切りどうしを接合して区切る場合とがあります。一枚の面板で区切れば二分割できますが、それ以上分割する場合には、この仕切りの用い方を組み合わせなければなりません。このとき、仕切り板を交差させたり、突き合わせて仕切る方法を「組手」(くみて)といいます。

組手に重要な「はめ合い公差」
 基本的な組手は、二枚の面板が互いに交わるようスリットを入れて、スリットとスリットがはまりあう関係を作ります。この関係を「はめ合い」(嵌め合い)といい、互いの面板に刻むスリットの寸法取りを「はめ合い公差」と呼びます。(作例は十字組み仕切りのはめ合)公差とは、互いのスリットの巾寸法が合致するよう、スリットの巾や長さ(深さ)を、互いに組みあわせる巾や厚みから試算し、寸法の許容差を設定する基準をつくるのです。
 布箱では布地化粧が互いに施されため、スリットの巾寸法には、益々公差が必要になります。スリットのみならず、別パーツとして組み付ける場合なら、仕切り板の寸法そのものから設計をしておかなければなりません。このように内装設計において、空間単位や配置をつくる場合には、それ相応の手法というものが求められます。中仕切りの手法に於いて、はめ合い公差は仕切り方を示すものではありませんが、組手(くみて)の手法において習得しておくべきスキルです。

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編集履歴
第一版公開:2013.05.09
第二版公開:2016.02.20