タッセル&カルトナージュ「幸せの感嘆符」  Contemporary Japanese Tassel and Cartonnage
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予習プログラム

初学者向け製図学習のポイント

製図の基礎を身につける

 カルトナージュ製図とは、布箱づくりの特色を知って図学の基礎的な知識と画法をもとに、立体にする前の図形を平面に描き表す技術です。初級者にとっては、ある程度の規則に従って単純な形を平面に描き表すことから始まります。中級者になっては、立体を考えて組み立てるための展開図を描き表せるようになり、上級者に至っては、設計・製図を総合的に表現できるようになります。
 布箱づくりは、しっかりとした土台を築いて製作していくものです。そのため根底にある製図ができているかが大切です。カルトナージュでは基礎が大事と言いますが、基礎とは「身についたもの」から自由に取り組んでいけるようになります。


1.描画の基本

(1)線の引き方

 図形を構成する基本要素は、線・円弧・角です。製図用具を用いて正確な線の引き方を身につけることが重要です。製図や作図の前提には、道具を適切に用いて図形を描くための基本図法を習得しておくことが大切です。

三角定規を組み合わせる技術
直線を描画する技術
円弧を描画する技術



2.基本的な図形の表現方法

(1)基礎的な図示表現

 図法は正多角形や楕円形など、個別に図形を描くための方法ですが、図法には、共通して形を表現するための、基礎的な図示方法を含んでいます。直線を等分する方法や、角度を分割する方法等が用いられています。例では、近似正七角形の図法には等分法が用いられ、正八角形の図法には角度の分割法が用いられています。図法の基礎になる表現方法を習得しておきましょう。

線分の等分
角度の分割

左:近似正七角形、右:正八角形


3.形に対する作図の要点をおさえる

 図形の基礎表現は、定規やコンパス等の製図用具を用いて、与えられた条件の元に描いていきます。作図法とは、一つの図式のような方法で描いていくもので、簡単な形から複雑な形まであり、ひとつ一つの作図手順を踏みながら、図法を理解していくことが大切です。製図の基本は、作図の手順を一通りイメージできなければなりません。作図はプロセスです。やみくもに形を表すのではなく、点から線、線から面、面から奥行きを、作図手順として正しく踏むことが大切です。

(1)比率を用いた図法

箱は実用を元に設計するものですが、箱には汎用的に用いられる大きさがあります。箱の大きさを寸法で捉えるのではなく、視覚的に捉えるのが比率図形です。白銀比矩形、黄金比矩形、5:6矩形の三つの図形比率を用いた図法を知っておくと便利です。

形と寸法
図法と寸法
比率を用いた寸法


4.ベーシックプログラム

 初学者にとっての製図学習は、図法を理解していくためにも、基礎図形の平面図法から習得していくことです。原型となる図形には、それぞれ作図方法の特徴を持っているからです。始めは、単純な四角形を正確に作図することや、コンパスを用いた円の作図から、円弧の特徴や円を分割する方法を学ぶことで、変形した図形に用いられる単独の図法や、図法と図法が組み合わさった、複合図形などに応用していくことができます。基底とする図形の表し方を体得しておきましょう。


(1)基底の作図を学ぶ図形例

(2)多角形作図を学ぶ図形例

(3)曲線の作図を学ぶ図形例

(4)立体的に応用した図形例


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編集履歴
第一版公開:2013.07.26
第二版公開:2016.03.09
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