花形の曲線製図

花形シェイプは曲線製図法

 カルトナージュ製図は、コンパス製図と呼ばれるように、製図器を用いた製図法が中心です。中でも花形は優美な花弁を描くために、曲線だけを用いた曲線製図法であることが特色です。花形製図で用いる代表的な曲線について述べます。

曲線を用いたカルトナージュ

 箱のディテールに曲線を用いると、優雅で柔かなカルトナージュになります。最も基本的な曲線形が、サークル(円形)とオーバル(楕円形)です。サークル形は、コンパスで360°描いた真円を基底に用いた「単一曲線」という製図です。オーバル形は、長径と短径に差がある偏平した円であることから、単一の曲線を組み合わせた「複合曲線」という製図になります。花形の製図は、サークル形とオーバル形の製図を基礎にして、単一曲線・複合曲線・反向曲線、この三つの曲線を用いて図形展開をしていきます。花形シェイプのディテールを見たときに、どの曲線が用いられているのかを、わかっておくことが重要です。

単曲線を用いた形
単曲線は、円弧の中心点を単一とする円弧からなる曲線です。正円・半円を基本として、円弧の一部を用いた図形を作図するために用いる曲線の基本です。花形では、単心円を等分で用いる3弁花・4弁花・5弁花に用いています。

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複合曲線を用いた形
複合曲線は、円弧の中心点を複数もった円弧をつなげた曲線です。異なる中心点をもつ円弧と円弧をつなげることで、偏平した滑らかな曲線を作図するものです。花形では、菫形(すみれ)や花鍔形(はなつば)に用いています。

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反向曲線を用いた形
反向曲線は、円弧の中心点を相反する位置にとり、円弧と円弧を異なる向きで繋げた曲線です。円弧の大きさや長さを違えて連動させることで波を打つ曲線を作図するものです。花形では、花襞形(はなひだ)に用いています。

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編集履歴
第一版公開:2017.02.26